ダイビング初級者への注意点

Cカードを取得したけど、あんまりうまく潜れないという方へ、オープンウォーターダイバーのCカードを取得したばかりの初級者ダイバーにありがちなミスと対策を紹介します。

潜行が苦手

  • ウェイト量の調整
    潜行がうまくいかないという方は、まずはウェイト量が適正かどうかや、BCDの空気をきちんと抜けているか確認しましょう。ウェイト量が適正でないと、そのほかのスキルもうまくいかないことが多いので事前に把握することがとても重要です。ウェットスーツの厚みやタンクの材質など、その時使用する装備によっても適正ウェイトの量は変わってくるので、ログに使用した装備も記入し、初めていくダイビングスポットで器材をレンタルする際の参考にしましょう。調整が自分でうまくいかないときは、インストラクターに相談しましょう。
  • BCDから空気が抜けているか確認
    ウェイト量が適正でも、BCDからうまく空気が抜けていないと潜行できません。自分の器材だと慣れていると思いますが、レンタル器材で操作方法に慣れていないとうまくいかないときもあるので、事前にインストラクターやガイドに確認するようにしましょう。
  • 呼吸は吐き気味で
    潜行ロープのないフリー潜行で特に多いですが、焦って吸い気味の呼吸になるとうまく潜行できません。潜行時の呼吸は、息を吐くのを意識して行うとよいでしょう。
  • 足をバタバタさせない
    当然ですが、上記で説明したことをすべて行っても、フィンを動かしていたら潜れません。潜行時は、必要以上に体を動かさないようにしましょう。

マスククリアがうまくできない

ダイビング中にフィンや手がマスクにあたってしまって、マスクに水が入ってきたり、マスクが外れてしまったりすることもあります。その際、マスククリアがスムーズにできないと、ダイビングを楽しむことができないばかりか、それによってパニックになり、事故につながってしまう恐れもあります。マスククリアをスムーズにするには、ひとつひとつの動作を落ち着いて確実に行うことが大切です。自分のマスクをお持ちの方は、お風呂に入った際に練習するというのも一つの手です。

エアが早い・エアの消費を気にしすぎる

一般的にベテランダイバーの方がエアの消費が少ないことが多いですが、エアの消費量でダイバーの技量が決まるわけではありません。しかし、人によってはエアの消費量を気にしすぎて、空気を吸うのを控えめにしてしまったり、スキップ呼吸をしてしまい、体に悪影響が出ることもあります。そんな状態でダイビングを続けても楽しくありません。エアが早いなと感じる人は、事前にインストラクターに申告しておけば、潜水計画の調整や、大きな量のタンクを用意してもらうこともできるので、気にしすぎずダイビングを楽しみましょう!

浮力のコントロールがうまくできない

浮力のコントロールがうまくできると、ダイビングの楽しさは何倍にもなるといってもいいでしょう。常に中性浮力が取れるようになれば、移動もとても楽になります。上でも説明した通り、適性ウェイトの装着は中性浮力を取るうえでとても重要です。また、浮力のコントロールはBCDの浮力調整に頼るのではなく、自分の肺、つまり呼吸でのコントロールが重要です。いつもBCDの空気の調整をしている方は、呼吸も気にしてみるようにしましょう。

フィンキックがうまくいかない

フィンの使い方の基本は、膝を曲げないで水をフィンでとらえるようなイメージで、ゆっくりと動かすことです。逆に、うまく水中で移動できないという方は、膝が曲がってしまい、自転車をこいでいるようなフィンキックになってしまっていることが多いです。しかし、自分の泳ぎ方は自分ではうまく確認することができないので、フィンキックに不安がある人は、インストラクターやバディに確認してもらうとよいでしょう。

無理に耳抜きをしてしまう

「せっかくダイビングに来たから潜らないともったいない」と思って、少し耳抜きがしにくくても無理に耳抜きをして潜る方もいますが、思わぬ事故につながってしまうこともあるので、ダイビングを中止する勇気も必要です。無理矢理耳抜きをすると、鼻血が出てしまったり、耳にケガをしてしまったりして、それが原因でパニックになってしまうことも考えられます。耳抜きに限らず、少しでも体調に不安があるときはインストラクターに相談して、場合によっては中止しましょう

夢中になりすぎてしまう

初めて見る水中世界は、とても魅力的です。しかし、夢中になりすぎると、様々な危険があります。目の前の生物などに気を取られて、自分の手足元を注意せず、鋭利な岩やガンガゼなどの生物でケガをしてしまうこともあります。また、ガイドやバディと離れてしまうと危険です。自分の周囲の状況やガイド・バディの位置を確認し、危険なものがないか注意し、チームから離れすぎないようにしましょう。

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